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投稿日:2023.03.24
更新日:2024.07.25
Column

白神こだま酵母ドライはホームベーカリーでも使えるの?

白神こだま酵母

「ホームベーカリーで白神こだま酵母は使えるの?」

 

白神こだま酵母ドライをホームベーカリーで使ってみたい方には、こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

天然酵母のパン作りは手間も時間もかかるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、白神こだま酵母はホームベーカリーにも対応していてご自宅でも簡単にパン作りのできる天然酵母です!

 

白神こだま酵母ドライで焼いたパンはカリっとモチモチでほんのり甘い風味に仕上がります。

また、白神こだま酵母は添加物を一切使用していない自然のままの酵母なので、安心・安全なパンを作りたい方にもおすすめです。

 

この記事ではホームベーカリー対応の白神こだま酵母ドライの使い方や特徴、ホームベーカリーのレシピと失敗しないコツもご紹介します!

ご自宅でお手軽に楽しめる天然酵母の使い方をマスターして焼きたて天然酵母パンを作ってみてくださいね!

 

<この記事での天然酵母の定義>

天然酵母という言葉には定義はありません。一般的には天然酵母という言葉は自然から採取されている、添加物が使われていない、安心である、というイメージを持たれていることがほとんどです。

  • 天然酵母・・・添加物を使っておらず、発酵力や安定性を人工的に強化していない酵母
  • イースト(ドライイースト・セミドライも含む)・・・添加物を使って、酵母の発酵力や安定性を人工的に強化

※一部添加物を使っていたり、表示がなかったりする場合もあります。

 

 

白神こだま酵母ドライはホームベーカリーで使える?

白神こだま酵母ドライはホームベーカリーにも対応した天然酵母です。

ぬるま湯に溶かして材料と一緒にパンケースに入れればOKです!

市販のドライイーストはパン作りをしやすくするために乳化剤(※)が使われているため、溶かさず材料にそのまま混ぜられます。

※混ざりにくい食品を均一に混ざりやすくする食品添加物。

白神こだま酵母は乳化剤をはじめ食品添加物は一切使用されておりません。自然のままの酵母なので、材料に混ぜる前にぬるま湯で溶かして使ってくださいね。

ホームベーカリーのコースはドライイーストコースを選択してOKです!

白神こだま酵母は他の天然酵母に比べ、発酵力が強いです。

ホームベーカリーの天然酵母コースは、発酵に時間がかかる天然酵母用に時間が設定されています。

白神こだま酵母を天然酵母コースでセットしてしまうと過発酵(※)になり失敗する可能性があります。

※過発酵・・・発酵しすぎた状態

白神こだま酵母をホームベーカリーで使うときは、ぬるま湯で溶かし『ドライイーストコース』を選択してください。

 

白神こだま酵母を使ったパンの作り方

ホームベーカリーで白神こだま酵母を使ったシンプルな食パンの作り方をご紹介します。

約4時間で作れるのでぜひ参考にしてみてくださいね。

材料

  • 強力粉(国産小麦)・・・280g
  • 砂糖・・・14g
  • 塩・・・5g
  • 白神こだま酵母ドライ・・・5.6g
  • 水またはぬるま湯(35℃)・・・約170g

白神こだま酵母をぬるま湯で溶かす

分量内の水から大さじ2杯を小皿に分け、その上に白神こだま酵母を山にならないようにまんべんなく振り入れます。

水温は35℃程度のぬるま湯を使いましょう!

酵母を振り入れてもすぐにかき混ぜずに、3~5分置いておきます

粉を混ぜ合わせる

ビニール袋に強力粉・砂糖・塩を入れ、たっぷりと空気を含ませながらよく振ります。

ビニール袋で空気を含ませながら混ぜることによって、粉がムラなく混ざります。

手も器具も汚さず簡単に粉を混ぜ合わせることが出来ますよ!

パンケースにセットする

混ぜ合わせた粉をパンケースにセットします。

粉を入れたら、パンケースをホームベーカリーにセットしましょう!

白神こだま酵母を入れる

先ほど溶かしておいた白神こだま酵母を、さらさらになるまでよくかき混ぜます。

さらさらになったら、溶かした酵母をパンケースに入れます。

この時、小皿に残った白神こだま酵母は、分量内の水で洗い流すようにして加えると、無駄なく酵母を使うことができます!

酵母をキレイに取り切ったら残った水もパンケースに加えましょう。

コース選択

コース選択はお使いのホームベーカリーによって違いはありますが、

『ドライイースト』の『食パン』コースを選択しましょう!

この時に『天然酵母コース』を選択しないように注意しましょう!

天然酵母コースを使うと過発酵になる可能性があります。

白神こだま酵母は発酵力の強い天然酵母なので『ドライイーストコース』で焼きましょう!

機械が動き出したのを確認してからフタを閉める

スタートボタンを押したら、機械が動き出し、材料を混ぜ始めるのを確認してからフタを閉めましょう!

もし、機械が動いているのに生地が混ざっていかない場合、羽根がしっかりと取り付けられていない可能性もあります。

生地が混ざり始めたのを確認すれば失敗も防ぎやすくなりますので、しっかり動くのを確認してからフタを閉めるようにしましょう!

焼きあがったらすぐに取り出す

約4時間で焼きあがります。

パンが焼きあがったらすぐにケースから取り出しましょう!

熱いケースに入れたままにしていると、パンはどんどん熱で硬くなってしまいます。

焼きあがったらすぐに網などの上に取り出し、粗熱を取りましょう。

これで完成です!

白神こだま酵母ドライを使って失敗しないためのコツ

白神こだま酵母を使ってパン作りをする際に失敗しないコツをお伝えします!

ぬるま湯で溶かす

白神こだま酵母ドライはパンケースに入れる前にぬるま湯(35℃程度)で溶かしましょう!

ぬるま湯で溶かして5分程度置いておくことで、発酵力の安定した元気な状態にできます。

 

タイマー機能を使ってパンを焼きたい場合は、後述の白神こだま酵母ドライGを使いましょう!

白神こだま酵母ドライGはぬるま湯に溶かす事が不要なので、ドライイースト投入口にセットし、タイマー機能を使うことができます!

生地の温度に気をつける

白神こだま酵母ドライを使ってパンを焼く場合は生地の温度に注目しましょう!

パンは生地の温度が冷たいと膨らみにくくなります。

白神こだま酵母は添加物を一切使用せず、発酵力も強化していない自然のままの天然酵母なので、温度変化の影響を受けやすい特徴があります。

捏(こ)ね上がりの生地が30度程度だともっとも酵母が活発に動き、生地が膨らみやすい状態です。

冬場はパン生地が冷えやすいので、吸水を35℃程度にすると、パン生地の温度が安定しやすいです。

夏場は逆にパン生地の温度が高くなりやすく、過発酵になってしまう可能性があるので『早焼きコース』で焼くか、冷たい水を使うのがおすすめです!

焼けたらすぐに取り出す

ホームベーカリーに限らず、パンは焼けたらすぐに取り出し、粗熱を取りましょう!

オーブンの天板やパンケースは高温になっているので、そのままにしてしまうとパンの表面からどんどん水分が失われて硬くなってしまいます。

パンは水分が失われていくほど、おいしさも損なわれていきますので、焼きたての状態ですぐに取り出しおいしさを保ちましょう!

白神こだま酵母の5つの特徴

白神こだま酵母の使い方

白神こだま酵母は世界遺産『白神山地』で発見された天然酵母です。

天然酵母というとパン作りでは扱いの難しいイメージがありますが、白神こだま酵母は一般的な天然酵母とは違う特徴があります。

白神こだま酵母のパン作りにおける特徴は以下の5つです。

  • 種起こしが不要
  • 発酵力が強い
  • パンがほんのり甘い仕上がりになる
  • 冷凍耐性に優れている
  • 国産小麦と相性が良い

白神こだま酵母は天然酵母でありながら、強い発酵力を持ち、面倒な種起こしも不要です。

ほんのり甘く、しっとりもちもちの生地は一度食べるとクセになる味わい。

白神こだま酵母を使えばご自宅でも簡単に天然酵母のパン作りができますので、初めて天然酵母を使う方にもおすすめです。

 

白神こだま酵母についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてくださいね!

(関連記事:白神こだま酵母ドライとは?5つの特徴・使い方・よくある質問を解説

 

 

『白神こだま酵母ドライ』と『白神こだま酵母ドライG』の違い

白神こだま酵母には2種類のドライタイプの酵母があります。

どちらも酵母菌は同じ白神こだま酵母ですが、どのような違いがあるのでしょうか?

ここでは『白神こだま酵母ドライG』と『白神こだま酵母ドライ』の違いについて解説します。

ぬるま湯に溶かさなくても使える

『白神こだま酵母ドライG』は、『白神こだま酵母ドライ』と全く同じ酵母菌ですが、ぬるま湯に溶かさなくても使えるように、細かい顆粒タイプの酵母です。

従来の『白神こだま酵母ドライ』はぬるま湯に溶かして5分程度置いておく必要がありましたが、『白神こだま酵母ドライG』はぬるま湯に溶かさず使えます。

ホームベーカリーでパン作りをする場合、『白神こだま酵母ドライG』はドライイースト投入口にセットできるので、タイマー機能を利用できます。

ぬるま湯に溶かすひと手間が面倒な方や、ホームベーカリーのタイマー機能を使ってパン作りをしたい方には『白神こだま酵母ドライG』がおすすめです。

値段が少しだけ高い

白神こだま酵母ドライGの方が、白神こだま酵母ドライより金額が高いです。

価格を比較すると以下のようになります。

天然酵母 定価
白神こだま酵母ドライG
  • 50g:864円(税込)
  • 200g:2,732円(税込)
白神こだま酵母ドライ
  • 50g:864円(税込)
  • 200g:2,608円(税込)

白神こだま酵母ドライGの方が量が少ないので少し高いですが、上述のように、ぬるま湯で溶かす工程が少ないので、作業を省きたいならドライGがおすすめです。

 

【Q&A】白神こだま酵母ドライに関するよくある質問3つ

【Q&A】赤ちゃんがパンを食べる上でよくある5つの質問

Q1:ドライイーストのパンのレシピに置き換えるとどれくらい使えばいいですか?

A:酵母の分量を小麦粉に対して2%にしてください。

例えば、小麦粉が250gの場合は5gです。

他の分量に関しては、変更しないで問題ありません。

Q2:パンがうまく膨らまないのはどうしてですか?

A:生地の温度が低い可能性があります。

発酵時間をもう少し長めにおいて様子を見てみましょう。

これから生地を作る場合は水温を調整してみてください。(夏場:27℃ 冬場:35℃)

 

さらに詳しく知りたい方は以下の生地も参考にしてみてくださいね。

(関連記事:天然酵母パンの一次発酵は何時間?失敗しないコツや生地発酵の見極め方

Q3:焼いたパンを保存したいのですが、冷凍は可能ですか?

A:可能です。小分けにして冷凍保存することでおいしさを保つことができます。

ただ、冷凍しても全く劣化しないわけではないので、2週間以内には食べきるようにしましょう。

 

冷凍パンの日持ちについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

(関連記事:冷凍パンの賞味期限は?おいしく食べられる期間の見極め方も解説

白神こだま酵母はホームベーカリー対応の天然酵母

ホームベーカリー

白神こだま酵母はご自宅でも簡単に扱える天然酵母です。

種起こしが不要で、発酵時間も短いので、ドライイーストと同じように扱えて初心者の方にもおすすめです。

ホームベーカリーにも対応しているので、いつでも簡単に天然酵母パン作りを楽しむことができます。

白神こだま酵母をつかってカリッともちもちでほんのり甘いパン作りにぜひ挑戦してみてくださいね!

 

 

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