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投稿日:2022.06.17
更新日:2024.07.30
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まずいパンは食べたくない!冷凍パンをおいしく解凍する方法3つ

冷凍パンの解凍方法

「大量買いしたパンを冷凍したものの、どうやって解凍すればおいしく食べられるのかがわからない」と悩む方は、少なくありません。

解凍に失敗するとパンの味や風味を台無しにすることもあるため、最適な方法で解凍したいですよね。冷凍パンを上手に解凍するには、パンの種類に適した方法で解凍することが重要です。

この記事では、基本の解凍とパンの種類別の解凍方法、おいしく解凍するためのコツや注意点をご紹介します。上手に解凍できれば、冷凍前のようなおいしいパンを楽しめますよ。


 

 

冷凍パンの3つの解凍方法

【パンの種類別】おすすめの解凍方法とおいしく食べるコツ

冷凍パンには下記の3つの解凍方法があります。

  1. 常温に置いて自然解凍
  2. トースターで焼きながら解凍
  3. 電子レンジで解凍

それぞれの特徴を解説します。

冷蔵庫での解凍は、パンの主成分であるデンプンの老化が進みやすい温度(0~4℃)です。乾燥してパンが固くなり、食感や風味が落ちるため冷蔵庫での保存はやめましょう。

①おいしく食べたいなら『常温』で自然解凍

冷凍パンは、常温での自然解凍がおすすめです。ゆっくりと解凍し、パン全体をムラなく冷凍前の状態に戻すので、味や風味などが損なわれにくいといったメリットがあります。

水分が逃げて固くならないように、冷凍時に包んでいたラップなどのままで解凍します。カットしていない食パンなどの大きいパンは3~4時間、ロールパンなどの厚みがあるパンは1~2時間、薄い食パンなら1時間以内に解凍できるでしょう。

そのままでも食べられますが、リベイク(※)すると焼きたてのような風味が感じられます。食べるまでに少し時間がかかりますが、おいしく食べるなら常温で自然解凍しましょう。

(※)リベイク・・・トースターなどでパンを温め直すこと

②薄いパンなら『トースター』で解凍

薄いパンをトーストして食べるなら、トースターで焼きながら解凍するのもおすすめです。6枚切りなどの薄い食パンや小さめのパンなら、内側まで熱が入りやすく、解凍とともに焼き上げられて時短になります。

厚みがあるパンは、中が解凍されなかったり時間を掛けすぎて焦げたりすることがあるので、トースターでの解凍は不向きです。

食パンのように断面が露出してパサつきやすいものや、フランスパンのように水分量が少なめのもの、ベーグルのようにもちもち食感のものは、霧吹きで水をかけて焼くのがおすすめです。保存時や焼く際に失う水分を補充し、ふっくらしやすくなります。

トースターがない場合は、フライパンや魚焼きグリルでもリベイクできます。

③時間がないなら『電子レンジ』で解凍

冷凍パンを今すぐ食べたいという場合は、素早く解凍できる電子レンジでの解凍がおすすめです。パンの大きさや厚みによって加熱時間は違いますが、20秒~1分ほどで解凍できます。

常温での自然解凍と同じように、水分が逃げて固くならないために、ラップなどで包んだまま加熱します。

解凍後にトースターで焼くと、電子レンジとは異なる加熱方法で温められ、香ばしさも増すのでおすすめです。



 

 

冷凍パンを解凍する際の注意点

冷凍パンを解凍する際の注意点

袋に入った冷凍パンを解凍する際は、袋の口を開けるようにしましょう。

解凍時に出た水分は、空気中に移動したりクラスト(※)についたりします。このとき密閉状態だと蒸気が外に逃げられないため、クラストに水分がつきやすく、そのまま食べるには食感が悪くなる場合があります。

クラスト(※)・・・パンの外側の固い皮の部分

特に電子レンジでの解凍は水分が蒸発しやすいので、パンから出た水分でクラストがべちゃつく可能性が高く注意が必要です。

クラストがべちゃついてしまったパンは、トースターで軽く焼いて皮の水分を飛ばすのがおすすめです。

【パンの種類別】おすすめの解凍方法とおいしく食べるコツ

パンの種類によって、大きさや形、使っている具材などはさまざまで、最適な解凍方法も違います。

食パン

食パンのおすすめの解凍方法は、厚みによって変わります。

  • 6枚切りくらいの薄い食パン:トースター
  • 4枚切りなどの厚めの食パン:常温で自然解凍してからトースター

トースターは予熱をして、高温で素早く焼くのがおいしく仕上げるコツです。霧吹きを食パンの表面にかけると、ふっくらとしたトーストになります。

サンドイッチ用にパンを薄くカットするなら、常温に5分ほど置いた半解凍状態が切りやすいでしょう。

フランスパン

フランスパンは、常温での自然解凍とトースターでのリベイクを組み合わせるのがおすすめです。

自然解凍後に霧吹きでパンの表面を湿らせ、アルミホイルで包んで予熱したトースターで焼きます。焼き時間は、フランスパンの厚さによって変えましょう。

冷凍時に薄くスライスしておくと便利に使えますが、ある程度の大きさのかたまりだと中身のもっちり感が復活しやすいです。フランスパンの中身の食感が好きな方は、かたまりのまま焼いたあとにスライスしましょう。

クロワッサン

冷凍クロワッサンのおすすめの食べ方は、常温での自然解凍後にトースターで3~4分焼き、取り出して1~2分冷ますというもの。焼いたあとに冷ますことで、溶けていた油脂がかたまってサクサク食感が増します

バターをたっぷり使っているクロワッサンは焦げやすいので、トースターに入れるときはアルミホイルで包み、低めの温度で焼きます。トースター庫内を高温で温めておき、余熱を利用して焼く方法もおすすめです。

ベーグル

ベーグルはモチモチっとした食感に仕上げるために、常温での自然解凍とトースターでのリベイクの間に、電子レンジでのあたためという工程をはさみます

霧吹きで水をかけてベーグルの表面を濡らし、ラップなしで20秒ほど電子レンジで加熱するのです。こうすることで、表面の水分があたたまって膜のようになり、内部から水分が蒸発するのを防いでくれます。

そのあとは、予熱しておいたトースターで3分ほど焼けばOKです。そのまま食べたり、クリームチーズや具材をはさんだりして、おいしくいただきましょう。

クリームパン

解凍して常温で食べる方法と、リベイクして食べる方法のほかに、冷たいまま食べるという方法も楽しめるのが、冷凍クリームパンです。

冷凍状態で冷たいまま食べると、パンというよりシューアイスのような感覚で食べられます。この食べ方には、薄皮でクリームが多めのパンのほうが向いています。

常温やリベイクして食べるなら、解凍は自然解凍がおすすめです。リベイクする際は、軽めに霧吹きしてからアルミホイルに包んで焼きましょう。

カレーパン

カレーパンは、常温での自然解凍ではなく電子レンジで解凍します

自然解凍だと、カレーの水分でパンがベチャベチャになることがあるのです。電子レンジで解凍すればカレーから水分が出ることが防げ、中のカレーもしっかり温められます。

電子レンジで30秒~1分加熱したあと、トースターで2~3分焼くと、揚げたてのような熱々のカレーとカリッとした衣のカレーパンになります。

冷凍パンは自然解凍がおすすめ!パンに合う方法でおいしく食べよう

冷凍パンの解凍方法は3つありますが、ほとんどのパンでは常温での自然解凍がおすすめです。自然解凍ならパン全体に均等に熱が入り、そのままでもリベイクしても、おいしく食べられます。

ただ、カレーパンのように、電子レンジを使ったほうがよい場合もあります。パンの種類別にご紹介した解凍方法やコツを参考にして、いろいろな種類の冷凍パンをおいしく食べてくださいね。

冷凍パンのおいしい食べ方について知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

(関連記事)冷凍パンのおいしい食べ方とは?上手な解凍方法と簡単アレンジレシピ

 

 



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