白神こだま酵母とインスタントドライイーストは置き換えできる？

「白神こだま酵母はインスタントドライイーストと同じように使えるの？」

「レシピのインスタントドライイーストを、白神こだま酵母に置き換えても大丈夫？」

白神こだま酵母を使ってみたいけど、このような疑問や不安を感じているという方は少なくありません。使ったことがない酵母は、普段使っているイーストと同じように使えるのか、気になりますよね。

この記事では、白神こだま酵母の使い方やインスタントドライイーストとの違い、置き換える際の注意点などを紹介します。読めばきっと、白神こだま酵母を使ったおいしいパンを作れるようになりますよ。

白神こだま酵母とインスタントドライイーストは置き換え可能

白神こだま酵母とインスタントドライイーストは、比較的簡単に置き換えられます。白神こだま酵母は天然酵母ですが、扱いやすく手軽に使える酵母です。

市販されている白神こだま酵母は顆粒状のドライタイプで、インスタントドライイーストと近い感覚で使えるので、家庭でのパン作りにぴったりです。

天然酵母は種起こしをしたり、予備発酵をしたりと、時間も手間もかかる印象ですが、白神こだま酵母にはその必要はありません。

使い勝手のよい白神こだま酵母は、スムーズにインスタントドライイーストと置き換えられます。

※天然酵母という言葉に定義はありませんが、この記事内では『添加物をつかっておらず、発酵力や安定性を人工的に強化していない酵母』という意味合いで天然酵母という言葉を使用しています。

白神こだま酵母とインスタントドライイーストの違い

使用感などが似ている白神こだま酵母とインスタントドライイーストですが、下記のように違う点があります。

白神こだま酵母の特徴

白神こだま酵母には、一般的な天然酵母のイメージとは違う特徴があります。

種起こしと予備発酵が不要

白神こだま酵母は、種起こしをせずに使えます。白神こだま酵母は、使う直前にぬるま湯に振り入れて5分程度待つだけ。すぐにパン作りができる、便利な天然酵母なのです。

天然酵母と聞くと、種起こしや予備発酵で時間も手間もかかる面倒なものと思われるかもしれません。しかし、白神こだま酵母は、天然酵母でありながら種起こしも予備発酵も不要。時間も手間もあまりかからず、簡単に使えます。ちなみにぬるま湯にあらかじめ溶かす理由は、乳化剤（2つ以上の材料を混ざりやすくするために使う添加物）不使用のため水に溶けにくいためです。

発酵力が強い

白神こだま酵母は発酵力が強い天然酵母。白神山地のブナ原生林腐葉土から採取されたおよそ500株の酵母菌から【発酵力・安全性・香り・保存性】のよいものを選別し、勝ち残ったのが白神こだま酵母です。

その発酵力は、人工的に発酵力を強化しているインスタントドライイーストにも引けを取りません。

天然酵母は一般的に発酵に時間がかかり、朝こね始めても焼くのは夜や翌日以降ということもあります。発酵力に優れた白神こだま酵母なら、3時間程度でオーブンに入るので、朝からパン作りを始めれば、お昼には焼きたてのパンを食べることも可能です。

パンが甘くしっとり焼き上がる

白神こだま酵母で作ったパンは、ほんのりした甘みと、しっとりしたやわらかい食感が特徴です。白神こだま酵母はトレハロースを多く含んでいるため、甘みやしっとり感のあるパンに焼き上がります。生き物なので同じ白神こだま酵母でも個体差がありますが、他の酵母に比べ４～5倍、個体によっては10倍以上のトレハロースをもっているものもいるそうです。

トレハロースは天然に存在する糖分の一種で、上品な甘さがあり、保水性が高く、でんぷんの老化抑制にも効果があります。

白神こだま酵母に多く含まれるトレハロースが、パンに砂糖のそれとは違うほのかな甘さをプラスし、やわらかな食感やおいしさを保ってくれるのです。

冷凍耐性に優れている

通常、酵母菌は冷凍の温度帯では死滅してしまいますが、白神こだま酵母は、冷凍に非常に強い天然酵母です。マイナス30℃という環境で1年間保存していた白神こだま酵母は、生存率100％という優れた冷凍耐性を示しました。

油脂の使用有無や砂糖の量などによっても変動しますが、パン生地の状態でもマイナス20℃で2週間ほどは冷凍保存が可能です。

イーストや天然酵母は、低い温度帯では生存出来ないため、生地の冷凍保存には向かないといわれますが、白神こだま酵母は発酵力が強く冷凍耐性に優れているので、生地の冷凍保存も可能なのです。

グルテン含有量の少ない小麦粉やノングルテンの米粉でも製パンが可能

白神こだま酵母は、グルテン含有量が少ない小麦粉でも、ふっくらおいしいパンを作れます。ガスの発生が適度にゆるやかな白神こだま酵母は、グルテン膜が弱いデリケートな生地でも、壊すことなく膨らませる事ができるので、グルテンが少ない小麦粉でもふっくら焼けるのです。

グルテンが少ない小麦粉では、生地の力が弱くインスタントドライイーストの爆発的なガス発生を包み込むことができず、ふくらみが悪くなってしまう事もあります。

その点、白神こだま酵母は、国産小麦のようなグルテン含有量が少ない小麦粉で仕込んだ生地や、米粉１００％のノングルテン生地とも相性抜群です。

白神こだま酵母の使い方

白神こだま酵母は種起こし・予備発酵不要の天然酵母ですが、使用するには準備が必要です。また、インスタントドライイーストと置き換える際は、注意したほうがよいポイントもあります。

白神こだま酵母の基本の使い方

白神こだま酵母を使うには、以下の手順で準備します。

1. ぬるま湯（約30～35℃）を用意する
2. ぬるま湯に白神こだま酵母を振り入れて、5分ほど置く
3. よく混ぜて溶かす

これで、ほかの材料と混ぜてこねることができます。

白神こだま酵母の量は小麦粉に対して2％、ぬるま湯の量は酵母の3倍量が目安です。たとえば、300gの小麦粉で作る場合、白神こだま酵母が6g、ぬるま湯が18gになります。

白神こだま酵母とインスタントドライイーストを置き換える際の注意点

インスタントドライイーストを使ったレシピで白神こだま酵母を使う場合は、以下の点に注意してください。

• 白神こだま酵母の使用量は小麦粉に対して２％にする
• 白神こだま酵母を溶かすぬるま湯の量を、吸水の全体量から減らす
• イーストレシピの発酵時間では、発酵不足になる可能性があるので生地の状態をみながら発酵時間の調整をする

インスタントドライイーストは、ある程度パンづくりの条件が悪くても強い発酵力で短時間で発酵しますが、天然酵母の白神こだま酵母の発酵はややゆるやかで発酵条件に敏感です。発酵不足と感じる場合は、生地の様子を見ながら発酵時間を追加して、調整しましょう。

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白神こだま酵母のご購入は、サラのオンラインショップがおすすめです。使い方によって選べるよう、10gの小袋5包入りや200gのお徳用、お得なまとめ買いと、品ぞろえが充実しています。

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白神こだま酵母を使ってパン作りを楽しもう

白神こだま酵母は種起こし・予備発酵不要で扱いやすい天然酵母なので、インスタントドライイーストとの置き換えも比較的簡単に行えます。置き換える際は、以下の2点に注意して使いましょう。

1. 白神こだま酵母の使用量は小麦粉に対して２％にする
2. 白神こだま酵母を溶かすぬるま湯の量を、吸水の全体量から減らす
3. イーストレシピの発酵時間では、発酵不足になる可能性があるので生地の状態をみながら発酵時間の調整をする

白神こだま酵母を使えば、ほんのり甘くてしっとりやわらかな、おいしいパンが作れますよ。

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