2022/07/11

ソフトフランスとは？フランスパンとの違いやおいしい食べ方を解説

「ソフトフランスのおいしい食べ方がわからない」
「ソフトフランスはフランスパンとどう違うの？」

ソフトフランスというパンを知っている方でも、このような悩みや疑問をもっている方は少なくありません。どんなパンなのかを知って、おいしく食べたいですよね。

この記事では、ソフトフランスの特徴やフランスパンとの違い、おすすめの保存方法、おいしい食べ方などをご紹介します。

ソフトフランスのことを理解すれば、これまでよりもっとおいしく食べられますよ。

 

 

ソフトフランスとは

ソフトフランスとはどんなパンなのか、その特徴やフランスパンとの違いを解説します。

ソフトフランスの特徴

ソフトフランスは、皮（クラスト）はパリッ、中身（クラム）はもっちりとした、日本人好みの食感のパンです。ご飯を中心とした食生活の日本人は、パンもご飯のようにやわらかいものを好む傾向にあります。

ソフトフランスの中身はもっちりしっとりしたやわらかな食感で、日本人の好みにマッチ。食べやすく、人気が高いパンです。

ソフトフランスとフランスパンとの違い

ソフトフランスとフランスパンは、材料が違います。

一般的なフランスパンの材料は、【小麦粉・酵母・塩・水】というシンプルなもの。ソフトフランスの多くは、そこに砂糖やレシピによってはバターなどの油脂を少量プラスします。

ソフトフランスは、こねる事でしっかりとグルテン膜を作り生地作りを行います。フランスパンのほうは、こねは少なめで発酵で生地を作り上げていきます。

また、フランスパンはソフトフランスよりも水分の割合が多くなります。

このような違いによって、ソフトフランスはやわらかな食感のパンに焼き上がるだけでなく、フランスパンの生地よりも水分が少なく扱いやすい生地になるのです。

あんこやカレーを包んだり、ドライフルーツやくるみを混ぜ込んだり、いろいろな形に成形したりしやすいソフトフランス生地は、多種多様なパンに使われています。

ソフトフランスは横須賀発祥のパン

ソフトフランスは、横須賀で生まれたパンだと言われています。

1865年に始まった横須賀製鉄所の建設には、多くのフランス人技師がたずさわっており、フランス人のパン職人も同行していました。

その職人が作っていたフランスパンのレシピを基に、横須賀のパン屋さんが日本人好みにアレンジしたのが、ソフトフランスだといわれています。

ソフトフランスのおいしい食べ方

ソフトフランスは食事パンとして重宝しますし、トーストやサンドイッチなどにもおすすめのパンです。やわらかくて食べやすく、シンプルな味わいのパンなので、さまざまな具材や味つけと相性がよく、そのままでも焼いてもおいしく食べられます。

焼いてバターを塗るだけでも、バターの風味が生きた香ばしいバタートーストの完成です。肉や卵などをはさんだおかず系サンドも、甘いクリームやフルーツなどをはさんだスイーツ系サンドも、シンプルなソフトフランスにはぴったりですよ。

ソフトフランスの保存方法

ソフトフランスのおいしさをキープしながら保存するなら、冷凍庫での保存がおすすめです。冷凍保存なら、パンの乾燥やでんぷんの老化（※）を防げます。

（※）老化・・・パンが固くなり、おいしくなくなること

購入した日やその翌日に食べるなら常温保存で問題ありませんが、食べきれない場合は早めに冷凍庫で保存しましょう。一食分ずつ小分けにしてラップなどに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

冷凍庫内でもパンは乾燥し、冷凍焼けで風味や食感が悪くなるので、おいしく食べられるのは2週間程度を目安にすると良いでしょう。

ソフトフランスのおすすめアレンジレシピ

シンプルなソフトフランスは、さまざまなアレンジが可能です。

フレンチトースト

卵1個、牛乳100ml、砂糖大さじ1の割合で混ぜて卵液を作ります。食べやすいサイズにカットしたソフトフランスを卵液に浸し、途中でひっくり返して全体に卵液を吸収させます。

浸け込み時間はパンのサイズによっても違いますが、卵液をしっかり吸収させるため、30分以上浸したほうがよいでしょう。

フライパンを熱してバターを溶かし、弱火で両面ゆっくりと、焼き色がつくまで焼けば完成です。

ハンバーガー

丸い形のソフトフランスは、バンズとして使えます。パンを横半分にカットして、断面を上にしてトースターで軽く焼き、断面にマヨネーズを塗ります。マヨネーズを塗るのはパンが野菜などの水分を吸収しないためで、バターなどでも構いません。

ハンバーグ・とんかつ・チキンソテーといったメインの具材と、レタス・トマト・たまねぎ・ピクルスなどの野菜、チーズやソースなど、お好みのものをはさめば完成です。

ホットドッグ

コッペパンのような形のソフトフランスは、ホットドッグにぴったり。ほどよいかみ応えがあるホットドッグに仕上がります。

ソーセージをフライパンで焼き色がつくまで焼きます。野菜は、適当な大きさにしたレタスや塩もみしたキャベツ、小さく切ったトマト・たまねぎ・ピクルスなどをお好みで。

パンの中央に切れ目を入れ、水分が染み込まないように内側にマヨネーズやバターを塗ります。パンに具材をはさんで、ケチャップやマスタードをかければ完成です。

サラの『白神ソフトフランス』は厳選材料のシンプルなパン

『白神ソフトフランス』は、厳選したこだわりの材料を使って作ったシンプルなパンでありサラを代表する人気のパンです。

サラは創業以来ずっと、お客様に安心・安全なパンをお届けするため、材料や製法にこだわり、余分な材料は使わない引き算のパン作りをしています。

こだわりの材料は4つです。

1. 小麦粉：北海道産の6種の小麦を配合した『オリジナルブレンド』
2. 砂糖：鹿児島県奄美諸島のサトウキビから作られた『喜美良』
3. 酵母：世界自然遺産の白神山地で発見された『白神こだま酵母』
4. 塩：天日塩と沖縄の海水が原料の天然ミネラル豊富な『πの粗塩』

無添加で卵・乳製品・油脂を使わず、必要最低限の材料で作ったシンプルな白神ソフトフランス。

素材の味をしっかり味わえる、もっちりしっとりとした食感のパンに仕上がっています。

 

ソフトフランスはアレンジを楽しめる日本人好みのパン

フランスパンのレシピを基にし、日本人の好みに合わせて横須賀で生まれたソフトフランスは、外はパリッ、中はもっちり食感の食べやすいパンです。

シンプルなパンだからこそ、食事に合わせたりサンドイッチなどにアレンジしたりと、多彩な食べ方を楽しめます。

今回ご紹介したアレンジレシピも参考にして、ソフトフランスのおいしさを堪能してくださいね。